『真夏のシンデレラ』は王道ラブストーリーを謳うドラマ。森が演じる主人公の蒼井夏海は、海の町で育ち、貧乏だけど明るく真っすぐな性格。かたや、間宮が演じる水島健人は、東京大学を卒業し、有名な建築家の父が経営する大手建築会社で働くエリート。たまたま夏海がインストラクターを務めるSUP教室で2人は出会い、生まれ育った境遇はまったく違いながらも、お互いに惹かれ合い恋に落ちていくストーリーとなる。

 主役の2人を含め、個性豊かな男女8人が登場する恋愛群像劇。2022年度の「第34回ヤングシナリオ大賞」で大賞を受賞した市東さやか氏が脚本を手掛けている。

「ドラマは最終回に向けて結末が決まっておらず、出演者の芝居や雰囲気で変えると公表されている。視聴者の反応もSNSで見て反映させるそうです。脚本を手掛ける市東さんは新人で、『真夏のシンデレラ』が連ドラデビュー作。新人の生方美久さんを大抜擢し、昨年末に大ヒットした『silent』(フジテレビ系)と同じ売り方です。フジとしては、市東さんは、生方さん同様にしっかりと育てたい逸材。ただ、結末が決まっていないプレッシャーや、初回放送の低視聴率で市東さんはかなり落ち込んでいるようです」(同上)

 前途多難な『真夏のシンデレラ』だが、なぜか放送直後にはTwitterで「#真夏のシンデレラ」が世界トレンド1位になる人気に。ある一定のドラマ好きは、違った見方で『真夏のシンデレラ』を楽しんでいるようだ。