11.栗林公園(香川)
16世紀後半、地元の豪族佐藤氏によって作られた庭園が始まり。その時はまだまだ小さい庭でしたが、1631年頃、この地を治めた生駒家の家臣により現在に近い大きな庭園の基礎がつくられました。
のちに生駒氏から松平氏へと藩主が変わり、基礎が築かれてから100年以上経った1745年に庭園が完成。明治8年(1875)に県立公園として一般公開され、昭和28年(1953)には国の「特別名勝」に指定されました。そして2009年には『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で最高評価の三つ星を獲得しています。
栗林公園の面積は東京ドーム3.5個分で、さらに背景の紫雲山を含めれば約75ヘクタールと、なんと東京ドーム16個分にも及ぶ広大な庭園です。週末一人旅で訪れるなら時間をたっぷりとって、静かに庭園を散策する時間を過ごしてみては。
12.倉敷美観地区(岡山)
倉敷は江戸時代に代官所が置かれ天領地として栄えた商業の町。その時代の面影を今にのこすのが「倉敷美観地区」です。塗屋造りの町家や白壁土蔵造りの建物が並び、まるで江戸時代にタイムスリップしたような散策が楽しめます。
現在は観光地化されており、レストランやカフェ、美術館、お土産屋さん、宿泊施設などが並び、またデニム発祥の地にちなんだ「デニムストリート」も見どころ。気になるショップを覗いてみたり、カフェでゆっくり時間を過ごしたり、一人で思いのままに散策を楽しんでみて。
13.ポーラ美術館(神奈川)
ポーラ・オルビスグループのオーナーであった鈴木常司氏のコレクションを展示する私立美術館。モネやセザンヌなど印象派の西洋絵画を中心に約9,500点を収蔵します。
2013年には全長670mの「森の遊歩道」がオープンし、自然のなかを散策できます。館内には大きな窓から箱根の山々を望むレストランや、森のなかにいるかのような清々しいカフェもあります。作品の鑑賞を終えたら、森の散歩にカフェタイムと、ゆったり一人の時間を過ごしてみては。