8.出雲大社(島根)
縁結びの神・福の神として名高い出雲大社。日本最古の歴史書『古事記』に記されているほど歴史がある社で、旧暦10月の神在月には全国の神々が集まる場所とされています。
ご祭神は、縁結びの神様「大国主神(おおくにぬしのかみ)」。男女の縁だけではなく、この世のあらゆる縁を司る神様とされています。本殿をお参りした後、反時計回りに進んで各ご社殿を周るというのが正式な参拝順序。お参りの作法は「二礼、四拍手、一礼」です。昔は高貴な人の前では手を打って敬意を表したため、古くからの祭式が残る出雲大社では、拍手の回数が多いそうです。
立派な造りに圧倒されてしまう御本殿は、大社造と呼ばれる日本最古の神社建築様式で建てられたもの。1952年に国宝に指定されています。
9.金沢21世紀美術館(石川)
兼六園のすぐ隣に建つ現代アートの美術館。ガラス張りの円盤形の建物の前に広がる開放的な芝生スペースは、金沢市民の憩いの場となっています。
金沢21世紀美術館といえば、服を着たままプールにはいっているように見えるアート「スイミング・プール」がよく知られています。訪れたら思わず写真を撮りたくなりますよ。
館内は展覧会ゾーンと交流ゾーンに分かれており、展覧会ゾーン以外は自由に見学可能です。屋外の展示作品をはじめ、一部の恒久展示作品は展覧会ゾーンに設置されているので、無料で鑑賞できますよ。また交流ゾーンは22時までオープンしているので、夜に美術館がライトアップされる様子を鑑賞しに行くのもおすすめです。
10.熱田神宮(愛知)
地元の人には”熱田さん”と呼ばれ親しまれている熱田神宮。景行天皇43年創建と伝えられ、ご神体は三種の神器の一つである草薙剣(くさなぎのつるぎ)。愛知県、いや東海地方を代表する神社と言え、あの織田信長も祈願したという、名古屋を代表するパワースポットでもあります。
熱田の杜の奥深くにたたずむ本宮は、明治26年までは尾張造りの社殿でしたが、三種の神器が祀られていることから、伊勢神宮とほぼ同じ神明造りに改築されました。屋根に並ぶ柱が特徴的な建物は、なんとも厳かな雰囲気です。