VIKN、日本のストリートカルチャーの母「MILK」創業者へ捧げる新作の画像3

――その後、洋服屋でも働かれていたんですよね?

VIKN そうです。当時はとにかく芸能人よりも服屋の店員が一番カッコよく見えてた。自分は地元が千葉の銚子で、親や祖父も代々みんな校長の家系なんです。大学に行くことでしか東京に出ることを許してもらえなかったので、ちょうど2000年くらいに進学を機に上京しました。

 友達が先に宇田川町の『Manhattan Clothes & Shoes』で働き出して、いいなぁと思って。自分は『GROWAROUND』にバイトで入ることができて、なんとその店の店員が全員ラッパーだったんですよ。

――そこからラップを始めるんですね。

VIKN 当時はインターネットもないから、服屋の店員が一番顔を売れるし、本当に皆ラッパーとかDJでつながってたんですよね。