さて、新興宗教団体の「幸福の科学」の大川隆法総裁が突然亡くなったのは今年の3月2日だった。

 彼の「遺言書」が6月21日、家庭裁判所で開示され、相続する権利のある者たちが「検認」するために集まっていた。

 そこには「大川総裁が有する〈すべての著作権〉と〈幸福の科学出版株式会社の全株式〉を、総裁の長女・咲也加(32)に相続させるとあり、〈現預金、宝飾品等の私財について〉は、〈幸福の科学に遺贈する〉としてあったという。

 他の権利のある遺族たちは「遺留分」を請求できる。しかし、長女・咲也加と父親の関係はよくなかったので、なぜ、という疑問が信者たちにはあるから、すんなりいくかどうかはまだ定かではないようだ。