今週は現代がお休み。編集部がゴタゴタしているから、月に2回しか出せないそうだが、この騒動、これで収まりそうにないと思うのだが、それはあとで触れる。

 最初は新潮から。大阪・吉本興業のドンとまでいわれた、大崎洋会長が6月いっぱいで吉本を辞めた。まだ69歳だから、まあ潔いといえばいえるが、「辞めたくなった」または、「辞めざるを得ない」何かがあったのではないかと、私は邪推してしまうのだが。

 新潮の「最後の告白」も、上っ面をなぞっただけのインタビューに終始した。

「まもなく自分は70歳になるんですが、あれだけ会社のために修羅場をくぐり抜けてきたんやから、もう少し居座っても罰あたらんやろ。そんな風に思っていた時期もありました。
 とはいえ、吉本は“大崎興業”じゃないし、私もサラリーマンやと思って生きてきましたから、会社にずっと残っているのは格好が悪い。でも、まだ会社に借金あるし、退職金と相殺してちょっとプラスになるかとか、ここ数年、気持ちが揺れ動いていたんです」

 自分をサラリーマンだと思っていたとは、とても思えないが、お笑いの世界も弱肉強食の時代。今のところ、吉本に対抗できるところはないが、ジャニーズ事務所のように、大きなスキャンダルが発覚すれば、あっという間に崩壊することもあり得る。

 このあとは大阪万博に力を貸すそうだが、東京五輪のような汚職事件を起こさんようきばってや。

 万博は大阪維新の会の肝いりだが、そのために、週刊誌にはいろいろな疑惑が報じられている。不正は許さない。大崎にはそういう覚悟で臨んでもらいたいものだ。