◆常温(20~30℃)で発酵、専用機器は必要なし

熱湯消毒をした容器に牛乳500mlと種菌を加えて、消毒したスプーンでかき混ぜる
熱湯消毒をした容器に牛乳500mlと種菌を加えて、消毒したスプーンでかき混ぜる
 カスピ海ヨーグルトの素となるのは、クレモリス菌FC株という乳酸菌。生きて大腸まで届くプロバイオティクス乳酸菌であり、さまざまな健康効果が報告されています。

 そしてこの乳酸菌は常温(20~30度)で増殖するため、ヨーグルトメーカーを使わずに作ることができるのが最大の利点。むしろ40度付近に設定されている機器を使うと菌が死んでしまうので、室温で作ることが推奨されています。

 気をつけるべきは、熱湯殺菌した容器とスプーン(かくはん用)を使うこと。種菌は最低3か月に1度は交換すること。これさえ守れば、あとは牛乳と種菌を混ぜるだけなのです。