ストーリー!

 主人公はカルト宗教の教祖の息子「卜部征人(うらべゆきと)」。彼は次期教祖となるための儀式に無理矢理参加させられ、その最中の事故で命を落としてしまう。そんな彼は死の刹那の望み通り「神も宗教も存在しない世界」に転生する。この世界では「神」という概念は存在せず、それに伴い人々の死生観はどこかイビツ。ちなみに「異世界転生」としながらも、生まれ変わるというより「卜部ユキトとして」異世界の地に降り立っているため、「異世界召喚」に近いのかもしれない。

 そんな彼の側に張り付いて離れないのは、全知全能の神たる「ミタマ」。幼い姿をしているポンコツ少女は、実はユキトが現世で信仰していた「神」そのものである。彼女の力は、信者の数に応じて強さが変わるが、当然異世界での信者数は0。そうしてユキトは、自分を救ってくれた村を敵から守るため、信者を集めミタマの力を取り戻し、闘う事を決意する。

 そして彼はこの世界に「宗教」と「神」を作り出す……。