「他の業界だったら信じられないくらいの独占状態」「松本さんが面白いって言うか言わないかで新人のキャリアが変わる」「松本さんに対して何も物が言えない」「審査員何個かやめてくれないですか? 松本色が濃すぎて、おなかいっぱいになっちゃってる」など45分近く、お笑い界の権力一極集中を指摘していた。また、この話以外にも数々の苦言を呈しており、それが物議を醸している。

 この動画を受けて、中田さんの相方「藤森慎吾」さんも、自身のYouTubeチャンネル「藤森慎吾のYouTubeチャンネル」で「相方へ。」という動画を投稿した。それは「平穏な暮らしがしたい」という言葉から始まり、自身の思いが吐露されていた。

 中田さんの主張に対し「そんな事言わなくていい」と断言し、「審査員をやって当然だと思うし、松本さんがいらっしゃるからこそ大会の価値も上がる」と発言。さらに“松本さんに認められる為にネタをやるという価値観に違和感を感じる”という中田さんの考えに対し「それはそれはでいいんじゃないかなと思う。自分の面白いと思う人に認めてもらいたいと思うのは自然なことで、そこに情熱を傾けて毎日相方とネタ合わせする若手の後輩の芸人たちも、その努力は俺は素敵なものだと思う」と語った。

「誰も言わない事、やったことない事をあっちゃんは芸人としてやりたい人なんだよね」と中田さんへのフォローも入れつつ、自身は「ケンカとか争いごとしてたらお腹がキリキリしちゃう」と、中田さんとは真逆で誰かに噛みついて歴史を変えたいのではなく、平穏に芸能生活を送りたいというスタンスを提示した。