鉄道係員に対する暴力行為件数は、08年度の236件を直近のピークに徐々に減少傾向を辿り、18年度には169件にまで減少した。

 その後、19年度には前年度比13件(7.7%)増加して182件となったが、20年度には新型コロナの感染拡大よる外出制限や外食規制、在宅勤務の拡大などの行動制限により、104件と前年度比78件(42.9%)と大幅に減少し、100件割れ目前の水準となった。

 だが、新型コロナの感染流行が2年目に入り、警戒感が徐々に薄れ始めると、21年度には126件と前年度比22件(21.2%)増加に転じ、さらに22年度も増加が続いた。(グラフ1)

鉄道係員に対する暴力行為2年連続で増加、コロナ明けの影響かの画像2