ポリオキサゾリンは生体適合性が高く、免疫原性を持たない非イオン性の水溶性高分子で、PEGと同等またはそれ以上の優れた特性を持っている。
さらに、慶應義塾大学、東海大学、埼玉医科大学、東京大学と共同でポリオキサゾリン結合ブタアルブミン溶液の安全性と有効性も確認した。
研究グループでは、「ポリオキサゾリン結合ブタアルブミン溶液は、副作用を引き起こさない原理からネコにも投与可能な人工血漿になるものと考えられる」としている。
さらに、ポリオキサゾリン結合ブタアルブミン製剤の用途・利用分野は広く、イヌに発症するタンパク質喪失性疾患(例えば、タンパク喪失性腸症、タンパク喪失性腎症、低アルブミン血症など)、手術時の出血による急激な血圧低下などに広く使用できる。
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