もっとも、予算と手間を掛けて大型番組をやれば、必ず成果に結びつくほど甘くはない。

「フジテレビが2021年と22年に放送した『ラフ&ミュージック』は、“歌と笑いの融合”をテーマに掲げ、双方のファンを取り込む狙いでしたが、フタを開けてみれば視聴率は2ケタに届かずじまい。お笑い、音楽双方のファンから不満の声が上がる結果になりました。放送は2回とも夏でしたが、今年もやるのかどうか……」(同上)

 何ごとにも“タイパ”が重要視される時代に逆行する、長時間番組の未来やいかに。