最後に紹介するのは、東洋水産の「冷しこく担々うどん」と「冷しキムチそば」236円(税別)。「赤いきつねと緑のたぬき」シリーズから毎夏発売される冷やし汁なしカップ麺です。今年登場したのは「冷しこく担々うどん」と「冷しキムチそば」で、どちらも創作色が強そう。
まずは「冷しこく担々うどん」。いつもの通り湯戻しした後に、冷水を入れて捨てるを何度か繰り返すことで「冷し」状態にします。いつものカップ麺よりは多少手間ですね。担々麺だれに、中太で縮れのついた油揚げ麺のうどんと、肉そぼろやチンゲン菜が合わせられています。
担々麺だれは、味噌味ベースに練りごまを効かせ、ラー油で辛味を加えています。練りごまがかなり濃厚で、ごまのコクが味の主役となっていますが、「冷し」だとまったり濃厚なごまだれでも、ちょっと爽やかに感じられました。爽やかさと美味しさが両立しています。
辛さはピリ辛に毛の生えた程度ですが、塩気と辛味が共鳴して、多少塩辛く感じるかもしれません。個人的にはギリギリセーフですが、冷し系の商品は塩気が強くなりがち。ちなみに、実際の食塩相当量の数値はそれほど高くありません。
麺は、中太で縮れのついた油揚げ麺のうどん。いつもの「赤いきつね」の麺に比べて幅が少し狭いですが、いつもより硬めで歯切れの良い食感。実際に成分が違うのか、それとも冷したからそうなるのかはわかりませんが、太さだけではなく食感も異なっていました。
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