バフェット氏から見れば、まだ割安なのか?

さらにマーケットで話題となったのは、「投資の神様」と呼ばれるウォーレン・バフェット氏がアップル株の買い増しに動いていたことである。

バフェット氏は米経済専門局CNBCのインタビューに応え、同氏がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイが1~3月期にアップル株を7500万株買い増ししたと語った。バークシャー・ハサウェイは昨年末時点でアップル株を約1億7000万株保有しており、すでに最大のコア銘柄だった。今回の買い増しで保有株は2億4000万株を超え、発行済み株式の約5%を有する第3位の株主に浮上したと見られる。

このインタビューでバフェット氏は「(アップルは)信じられないほど素晴らしい企業だ」と称賛。「iPhone Xやその他の機種が3カ月で何台売れそうかという推測に膨大な時間をかけるなど、私にとっては完全に的外れだ」とも語っている。

バフェット氏といえば「バリュー(割安)株投資」と呼ばれるスタイルで有名だ。先に述べた通り、アップルの株価は史上最高値圏で、時価総額も100兆円規模に達している。それでもバフェット氏から見れば、まだ「割安」なのだろうか?

今年秋に「iPhone X Plus」発売か?

ところで、筆者は投資初心者から「どの株を買って良いのか分からない」と質問を受けることがある。銘柄選びの判断基準や投資手法は多種多様であり、一概にこれが正しいとはいえないが、少なくとも筆者は自分の「好きな株」を買うことが大切であると常々考えている。

たとえば、読者のみなさんの好きな商品、好きなサービスは何だろうか。好きなテレビ番組、好きなスポーツ、好きな芸能人は誰だろうか。筆者は牛丼やラーメン、せんべろ、プロ野球、TOKIOなど大好きなものがたくさんある。そんな好きな商品、サービス、CM等を提供している企業の株価を調べてみると意外な発見をすることが珍しくない。当コラム「マーケット・コンパス」では、そんな企業を数多く紹介してきた。

好きという感情は主観的なものであるが「みんなが大好き!」な商品・サービスを提供している企業は業績も良く、株価も上昇しているケースが多い。それは日本株はもちろん、外国株も同じである。今回紹介したアップルもそんな企業の一つだ。

ただ、気になるのは、前述の通りiPhone Xについては筆者の周りの「アップル信者」でも賛否両論が起こったことだ。アップルを愛するが故に失望も大きかったということなのだろう。今年秋には現在の5.8インチから6.5インチに大画面化した「iPhone X Plus」が登場するとの噂もあるが、いずれにしても世界中の「アップル信者」がワクワクするような新製品の創造を期待したい。

(ZUU online編集部)

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