ところで、瀬戸内寂聴(享年99)は灰になるまで女であったようだ。
文春によれば、最晩年、48歳下の「最後の恋人」というのがいて、しかもプラトニックではなくベッドを共にしていたというのである。
このことは近頃発売された『J』(幻冬舎)という実話に基づいて書かれた本に詳しいという。
書いたのはラジオプロデューサーの延江浩で、Xという人間から聞いた話を小説風にしているそうだ。
Xには妻子があるが、京都での「初夜の晩」、J(瀬戸内)は、こう誘ったという。
「何が楽しいって、女は閉経してからが一番楽しい。だって妊娠しないのよ。生理痛だってないんだから」
彼女はあの時、「可愛らしい女性の声を上げた」そうだ。私は想像もしたくないが、彼女の人生が素晴らしかったことだけは間違いないのだろう。
ところで、岸田政権で官房副長官を務める木原誠二(53)という男は、よほど懲りないか、世間の目などまったく気にしない人間なのであろう。
元ホステスの愛人とその子どもを可愛がり、子どもの七五三にも付き添っていたことは、1年半前に新潮が報じていた。
しかし、このご仁、そんなことは歯牙にもかけないようだ。文春によると、今でも彼女の家に泊まったり、官邸近くまで車で送ってもらったりを繰り返しているようだ。
不思議なのは、木原の奥さんも元ホステス出身で、連れ子を含めて6人の子どもがいるそうだが、何もいわないのだろうか?
今年の3月には、愛人の子どもの誕生日に東京ディズニーランドに行き、その後愛人たちとホテルで食事し、3人はそのホテルに泊まったというのだ。
次の日はディズニーシーに早朝からいって、午前10時半過ぎには母子を残して、官邸に行ったそうだ。
愛人は47歳、シングルマザーで仕事はしていないというのだ。木原の本妻も両親も子どものことは知っているというのだが、一体どういうことなのだろう。
彼女の住んでいるマンションは推定月の家賃が30万円。車もアウディからベンツに乗り替え、海外へもよく出かけ、ファッションも一流好みだという。
どこからそんな金が出てくるのだろう。
子どもの私立の学費は木原もちで、彼女は木原以外にもパトロンがいるというから話はややこしい。大手ドラッグストアの創業者だそうだが、この人間は木原の支援者でもあるようだ。
文春は、この愛人が病気になって都内の病院に通院していたが、医療費は一銭も払っていないと報じている。ということはひとり親なら前年の収入の合計が135万円以下ということになるが、木原やパトロンからもらう「お手当」は申告していないことになる。
木原は彼女の子どもとは赤の他人だといっているから、貰ったおカネには贈与税がかかるはずだ。
木原の代理人の弁護士は、愛人の自宅やディズニーランドに行くときには、「都度妻の了承を得てのことであって、なんら不適切なことはありません」と答えている。
妻の了解を得て不倫している? 広末涼子のW不倫を超える不可思議な関係である。こんな人間が政府の要職に就き、少子化対策などを考えているとは、まさに異次元の二重生活である。