彼女がセンターとして有終の美を飾るのが、31thシングル『ここにはないもの』(12月7日発売)。齋藤はMVで、デザイナーを目指す主人公を演じ、YouTubeでの再生数は12月7日午前の時点で293万回を超えている。

 『ここにはないもの』は、2017年に乃木坂46を卒業・芸能界を引退した橋本奈々未の卒業曲『サヨナラの意味』との類似性が一部ファンの間で指摘されている。

 特に両曲のサビの前の盛り上がり、歌詞でいえば『ここにはないもの』の「~涙を隠してる」と、『サヨナラの意味』の「~かけがえのない足跡と…」の部分が似ている、と評判である。

 物理的な音名で考えると共通する音がほとんどない2曲なのに、なぜそう感じるファンが多い
のだろうか。ファンは齋藤が橋本を慕っていたその深い関係性を知っているからこそ、似ているように聴こえてしまうのか? しかし、それは気のせいではない。