自分が受け入れられるかどうかの瀬戸際
じゃない方芸人の二人を引き合わせたのは、プロデューサーの島だった。のちに12年に渡ってライブやテレビ番組で活動するユニット「たりないふたり」を結成するため。島曰く二人は似たもの同士だという。
「世間とどこかズレてる自分が悔しい」
「自分が好きだけど嫌い」
「余計なことまで考えてしまう」
「自意識が強い」
「二人ともなんか足りてない」
島の言葉に納得させられてしまう山里と若林。二人で番組をやるなど想像すら出来ない状態だったが、島のペースに巻き込まれていく。
しかし、島のモデルとなった安島プロデューサーが10話放送後にYouTube「日テレドラマ公式チャンネル」の生配信で語っていたのだが、山里と若林のめんどくささは相当だったようだ。
お互いに目も合わせず、安島を介さないと喋ることもできない。そのくせに出会う前からお互いがお互いを意識する両想いだったという。薬師丸ひろ子が演じる島は優しく導くタイプだったが、モデルの安島プロデューサーは「ウジウジすんな」「気持ちはわかるけど喋れ」とイライラしていたと振り返っている。テレビで明るい姿ばかりを見ている我々視聴者はピンとこないが、山里と若林は想像以上に人見知りで自意識が高いのだろう。
【こちらの記事も読まれています】