ひとつの車両の中、さっきまで見ず知らずだった乗客たちが、はからずもサバイバル生活を強いられる。
毎週金曜日よる10時から放送されている『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(TBS系、以下、『ペンディングトレイン』)は、壮大なSFスケール感を誇る。
しかもこれが意外や意外、本作で民放ゴールデンプライム帯(以下、GP帯)連続ドラマ初主演となる山田裕貴の記念すべき作品なのだから、なおさらのこと。カリスマ美容師・萱島直哉役の内面の機微を完璧に理解した山田だからこそ、放たれる台詞には、視聴者の心に深く伝わるものがある。
底知れぬ魅力を秘めたキャラクターを紐解くため、今回は、「イケメンと映画」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、本作の脚本家・金子ありささんに前後編のロングインタビューを行った。
前編では、「人生賭けます」と太鼓判をおす金子さんに、山田裕貴キャスティング秘話を聞く。
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