7ORDERは人気ですが、なかでも阿部は、『ミッドナイトスワン』で知られる内田英治の脚本による映画『ツーアウトフルベース』で昨年初主演を務め、その縁か、内田英治ら監督の映画で、伊藤沙莉と竹野内豊の共演ということで話題の『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』(6月30日公開予定)にも出演。また、『明治 フラクトオリゴ糖』のウェブCMに単独起用されるなど勢いがあります。

 若い世代などの視聴者受けも狙えるため最近は、吉本系のJO1やINIを筆頭にジャニーズ以外の事務所のボーイズグループを地上波バラエティでも積極的に起用する流れがありますが、それが元ジャニーズのタレントにも波及していっているのかもしれません。フジテレビは香取慎吾を『まつもtoなかい』のレギュラー初回放送にも迎えていましたしね。 JO1やINIにも“辞めジュ”は在籍していますし、現在ホリプロの元ジャニーズJr.・髙橋颯(WATWING)も昨年TBSの日曜劇場『DCU』に出演するなどの動きはありますが、7ORDERは全員が元ジャニーズJr.という意味でやはり異色で、阿部のここ最近の活躍は注目すべきところですね」(アイドル誌記者)

 ジャニーズの性加害問題については、長らく大手メディアが報じてこなかった背景にジャニーズ事務所によるメディア支配があることも指摘されているが、その“圧力”が弱まり、元ジャニーズのタレントに対してもっと門戸が開かれる流れとなるのかもしれない。