「専属契約は終了したとはいえ岡本は“退所”していないわけですし、それに男闘呼組の復活自体、ジャニーズ事務所の許可があって成立しているもの。だからこそ『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)で大々的に取り上げられたわけですし、この渦中の中で高橋和也が『いま、ジャニーズ事務所が大変なことになっているが、俺たちは、昔ジャニーズだったことに誇りを持っている。俺たちの名前「男闘呼組」をくれたのもジャニーズ』『俺たちはこれからもジャニーズを応援するし、みんなにも応援してほしい』と明言してるんです。男闘呼組の活動をしている間は実質上“ジャニーズ側の人間”といえ、いわゆる“辞めジャニ”とは一線を画す存在でしょう」(女性誌記者)

 とはいえ、元ジャニーズのメンバーを中心としたグループが『紅白』に出場する背景には、世間からの見え方が多少は変わることを期待するNHKの思惑があることだろう。

 一方、民放ではもう少し踏み込んだ動きがあった。元ジャニーズJr.が民放地上波ゴールデンに出演し始めているのだ。7月1日に放送されるフジテレビ系の不定期特番『超ド級!世界のありえない映像大賞』に、7ORDERのメンバーである阿部顕嵐(あべ・あらん)が出演することが発表された。

「7ORDERは、もともとはジャニーズJr.内ユニットのLove-tuneのメンバー。Love-tuneは横浜アリーナで単独公演を開くほど人気でしたが、2018年末から2019年春にかけてメンバー全員が退所し、7ORDERとして7人全員が再集結。2021年にメジャーデビューを果たし、武道館公演やホール・アリーナクラスのツアーも成功させるなど、“辞めジュ”の成功例と呼ばれています。実は阿部が地上波に出るのは今年で3度目。3月には10日に『潜入!リアルスコープ』(フジテレビ系)、16日に『ナゼそこ?』(テレビ東京系)と続けてゴールデン帯の番組に出演しました。