入学や進級の時期になると、小学生の子どもを持つ親たちが頭を悩ませるのがPTAの役員や委員決めではないでしょうか。

 学校によってルールは異なるものの、子どもが在学中に一度は経験するといっても過言ではないPTA委員。あらゆる委員や係があり、親たちの間ではどの委員を希望するか、話題が付きません。

◆ママ友の「ラクな委員」という情報を信じ…

電話口でブチ切れる女性
※イメージです(以下、同じ)
 首都圏在住の大川幸子さん(仮名・34歳)も、PTA委員の活動で大変な思いをしたと話します。いったいどのような経験をしたのでしょうか。

「毎年、PTA委員を決める時期になると、ママ友の間で“この委員がラクだった”という情報が出回るんです。保育園で一緒だったママさんは、上の子がいるのでもう委員を経験済みでした。

 先生とクラスをまとめる学級委員や、広報誌を作る広報委員は出席しなければならない集まりが多く、大変と聞いていました。いろいろと聞いた上で、消去法でラクそうなベルマーク委員に立候補したんです」