漁師の仕事は朝の早い時間に終わっちゃうので、それ以外は日中家にいる。両親は娘のルビーがマイルズを連れてきているのもかまわず、昼間からベッドでギシギシアンアン初めてしまう! なにしろ音が聞こえないから娘が男子を連れてきているのがわからない。

 ほとんどセックス中毒なんじゃないかというお父さんは、ルビーの進路についてお母さんと言い争いになってる最中にも「まあ、それは置いといて」とベッドの隣をバンバン叩く。「そんな気になれないわよ!」と奥さんお怒り。

 オリジナルのフランス映画版にも「タマぶった切るぞ!」「ちょん切られたいの!?」という下ネタジョークが連発。フランス映画って一見普通のホームドラマや泣きのヒューマン・ドラマでも平気で下ネタが飛び交うし、セックスに対してオープンだ。

 何しろフランスでは3歳(!)から性教育のプログラムが組まれている。保育園に通う時期から「男女の体には違いがある」「違う部分をじろじろ見たり触ったりしてはいけない」と教えるぐらいだから。

 リメイクされた『Coda』にもきちんとオリジナルの「セックスにオープンな両親」「下ネタ」の要素が入ってるの、大したもんだ。しかし、ルビーとマイルズが喧嘩をするエピソード、フランス版のほうはもっとキツクて、さすがに変更されてたね。