先月5月19日から21日まで開催された広島G7サミットは、ウクライナのゼレンスキー大統領が参加したことで世界の注目を集めるイベントとなった。岸田首相は「世界のキシダ」となり、サミット議長国としての面目を施す以上の“外交成果”を挙げた。
岸田首相は同月21日に行われたゼレンスキー大統領との会談で、100台規模の自衛隊車両と、自衛隊員が訓練や災害派遣の際に食べる携行食約3万食分の供与を約束した。日本は紛争当時国への武器移転を認めない防衛装備移転3原則の縛りなどがあるため、欧米のように戦車や戦闘機といった武器の供与はできない。それでも岸田首相は日本としてできる最大限の支援を約束した。
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