マイクロ・ツーリズムは国や自治体も推奨
日本政府は2020年7月22日から「Go Toキャンペーン」と銘打って旅行需要の喚起に注力していきます。一方で地方の自治体ではすでにマイクロ・ツーリズムを意識しているキャンペーンを打ち出しているところがあります。ここでは自治体独自のキャンペーン例を見ていきましょう。
沖縄の助成事業「おきなわ彩発見」キャンペーン
沖縄県では2020年6月5日~7月30日まで県民向けに県内旅行商品の代金を1人最大1万5,000円補助するキャンペーンを実施しています。沖縄県では第三次産業の占める割合が高く中でも観光産業は「沖縄経済のエンジン」とも言われるほど。近年では外国人観光客も増え2018年度には300万人を超えました。
これは入域観光客数の約3割にあたるため、2020年現在は日本で最もコロナウイルスの影響を受けている地域といっても過言ではありません。マイクロ・ツーリズムの需要喚起が地元経済のカンフル剤になるのではと期待されています。
長崎県民限定 ふるさと再発見の旅 ~宿泊施設応援キャンペーン~
長崎県も沖縄県同様、県民に対する旅行補助キャンペーンを実施。この制度を利用すれば1泊1人あたり5,000円まで助成されます。ただすでに多数の申し込みがあったため2020年6月16日をもって新規の予約はストップしています。
とくしま再発見!「マイクロ・ツーリズム」推進事業助成金
徳島県では県民の地元旅行を促進するため観光事業者向けの補助金を創設しています。「とくしま再発見!『マイクロ・ツーリズム』推進事業助成金」という制度で「マイクロ・ツーリズム」向け旅行商品にかかる広告費を1事業者あたり上限40万円まで助成金を受けることが可能です。1次募集の申請は2020年5月25日~6月12日でした。2次募集は予算の範囲内で2020年7月以降に実施される予定です。
東北・新潟応援!絆キャンペーン ~旅を楽しもう~
2020年6月8日に一般社団法人東北観光推進機構は、青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・新潟県の共同キャンペーンを実施すると発表しました。東北・新潟域内の自治体や観光関連事業者が各地域や施設の魅力を特設サイトで発信し、県民同士の相互訪問を促進して観光需要の早期回復を図る取り組みが行われます。2020年6月下旬~2021年3月が実施期間です。
マイクロ・ツーリズムで心身ともにリフレッシュしよう!
2020年の夏休みの計画はなかなか立てづらいでしょう。ただマイクロ・ツーリズムを意識して遠出よりも近場への旅行のほうが急な予定の変更にも比較的柔軟に対応できるのではないでしょうか。先の見通しがしづらいコロナ禍だからこそ地元で気になっていた場所を訪れて自分が住んでいる地域の魅力を再発見してみるのも新しい楽しみ方の一つです。
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