──歴史エッセイスト・堀江宏樹が国民的番組・NHK「大河ドラマ」(など)に登場した人や事件をテーマに、ドラマと史実の交差点を探るべく自由勝手に考察していく! 前回はコチラ
『どうする家康』第21回は、岡崎体育さんが熱演した鳥居強右衛門(とりい・すねえもん)が、ある時は走り、ある時は歌い、最後には磔にされてしまうという大活躍(?)を見せ、ネットの話題をさらいました。しかし、第21回のMVPといえば、織田信長を怪演した岡田准一さんでしょうか。
先週のコラムでは、家康(松本潤さん)からの援軍要請に応じ、大軍を率いて岡崎にやってきた信長が〈参戦の条件として家康に驚くべき条件を提示〉してくる部分について推察し、「酒井忠次(大森南朋さん)を家臣としてくれ」などと言い出すのではないかというお話しをしていました。しかし蓋を開ければ、忠次どころか、家康含む全員に「助けてほしければ、オレの家臣になれ」と脅迫しており、「驚くべき条件」どころの話ではありませんでしたね。
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