6月9日より広瀬すず主演の映画『水は海に向かって流れる』が公開されている。何より知ってほしいのは、本作がとても“かわいい”作品であること。
同じく田島列島による漫画を原作とした2021年の映画『子供はわかってあげない』もそうだったのだが、ちょっととぼけたところがあるキャラそれぞれが愛おしく、そのセリフ回しは独特で、どこか漫才的でクスクスと笑えて、みんなが大好きになるのだ。
それでいて、作品の背景にある過去の出来事は意外にもシビア。ほんわかと心温まるけど、それだけではない辛辣さもあり、そのことが広瀬すず演じるヒロインの心情にシンクロしていることも重要だった。さらなる魅力を記していこう。
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