「ジュリー社長が退任したところでオーナーとして影響力を持ち続ければ、『院政を敷いている』と言われるのは目に見えている。本当に『ジャニーズが変わった』と世間に示すには、新社長としてSMAPの育ての親であるI氏を呼び戻し、さらにSMAPを再結成させるぐらいのインパクトが必要でしょう。ジャニーズ事務所にとって世間からの反発以上に怖いのが、ファン離れ。SMAP再結成まで実現できれば、事務所に不信感を深めているファンも見方を改めるのでは。男闘呼組の再始動を期間限定ながら認めたのは、SMAP再結成のための観測気球だったのではとの噂もあるほど」(芸能事務所関係者)

 I氏はジャニー氏からその実力を買われ、ジャニーズ事務所の後継者の一人と言われるようになったが、そのことで故メリー喜多川名誉会長の怒りを買い、「週刊文春」(文藝春秋社)の取材の場にI氏は呼び出されたうえで「対立するならSMAPを連れていっても今日から出て行ってもらう」と叱りつけられることに。このことがきっかけとなってI氏はジャニーズ事務所を去り、草彅剛、香取慎吾、稲垣吾郎の3人も追随、SMAPは解散に至った。

「性加害問題を報じて来なかったテレビ局にも厳しい目が飛び交っており、以前のようにジャニーズへの“忖度”はしづらくなっている。I史もここぞとばかり、元SMAPの3人を地上波に復帰させようと動いてくるでしょうね」(同)

 瓦解が始まったジャニーズ帝国。今後は滝沢氏、I氏との三つ巴の戦いが激化していくのだろうか、それとも――。