7月1日付で白井一幸氏ら3人を社外取締役に迎えるほか、前検事総長らによる『外部専門家による再発防止特別チーム』なども立ち上げ、現体制の問題点を洗い出していく予定で、組織の再構築の目途が立ったところで退任するつもりではないか。ジェリー社長の性格からいって、早々に矢面から離れたいだろう。社長の座を降りたところで、“オーナー”であることには変わりないから影響力を持つことはできる。東山紀之は『そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのか』との議論もあると明かしていたが、子会社のジェイ・ストームに移行・集約させる形で再編成されるとの噂もあるようだ。『文春』によれば、当初はジェリー社長も退任の意向があり、外部から社長を招く案も浮上していたというが、周囲の反対でジュリー社長の留任となるなど、抜本的な改革は現状の体制下では難しく、社外取締役らがどれだけ力を発揮できるか」(週刊誌記者)

 こうした中で注目されているのは、ジャニーズ事務所の副社長と、ジャニーズJr.を統括する子会社ジャニーズアイランドの社長を昨年秋まで務めていた滝沢秀明氏の動きだ。

「滝沢氏は昨年9月に突如退任を申し出、2022年10月末をもって退社。今年3月21日に株式会社TOBEの立ち上げを発表し新人募集のオーディションを開始した。滝沢氏のもとには振付師やジャニーズアイランドのスタッフなど関係者が続々と合流している様子で、ジャニーズ退所者の合流の噂も現実味を帯びてきた。先日はKis-My-Ft2の北山宏光が8月いっぱいで退所することを発表していたが、滝沢氏を敬愛する北山が退所を申し出たのは昨年秋だというから、明らかに滝沢氏の退社の影響を受けている。一部報道では、TOBEからは早くも大手レコード会社からデビューする予定のタレントが2組もいるとか。古巣との対立があるかどうかは、“辞めジャニ”の所属はあるのか、TOBEからのデビュー組は民放のテレビにどれぐらい出演できるのかではっきりしてくるだろう」(同)

 滝沢氏のTOBEが“牙”を剥くとすればこれ以上ない強敵となりそうだが、一方で、ジャニーズ事務所がこの騒動を沈静化させるためには、“あの人物”の起用しかないとの声も聞かれる。