カレー好きな人にとって、リーズナブルな価格で食べられるCoCo壱(以下ココイチ)は気軽に立ち寄れるお店の一つでしょう。カレーの本場インドに出店するなど、話題も多いココイチ。ココイチのカレーの原価率やダイエット中の女性にうれしい低カロリーのメニューをカレー大好き女性が分析してみました。

ココイチ、カレーの原価率は?

2020年7月提出の有価証券報告書によれば、2020年3月1日から5月1日までの売上高は103億2,731万8千円、売上原価は56億1,782万4千円でした。単純計算で原価率を表すと原価率は約54%になります。通常、カレー屋の原価率は30%程度。それを考えると高めの原価率と言えます。

それでは、この原価率で本部はもうかるのでしょうか。ここにはココイチならではの独自のフランチャイズ展開が関係しています。一般的にフランチャイズでは加盟店が本部に対してロイヤリティを支払いますが、ココイチの場合はそれがありません。

ココイチでは最初は社員として働いてもらい、のれん分けをするというシステムを取っています。加盟店側としてはロイヤリティがない分、利益が増えます。利益が上がることで意欲もわくでしょう。結果、本部から仕入れる食材(カレーソースなど)が増え、本部の利益にもつながるというシステムです。

ダイエット中に食べていいカレーも!

女性が一日に必要なエネルギー量は1,600~2,000kcal。一般的なカレーのカロリーはというと、種類によっても異なりますが600~900kcal程度です。ココイチでは数多くのカレーメニューがありますが、代表的なカレーをピックアップし、カロリーを比較してみましょう。

メニュー カロリー 価格(税込み)
ポークカレー 755Kcal 514円
ビーフカレー 862kcal 641円
ココイチベジカレー 726kcal 530円
とことん三昧カレー 2,114kcal 1,729円
チキンカツカレー 1,200kcal 809円
低糖質カレー 285kcal 611円

ココイチの場合、一番カロリーが高いカレーで「とこトン三昧カレー(2020/9/1~2020/11/30まで期間限定で発売)」です。これはなんと2,114kcal。一杯で一日に必要なカロリーを超える栄養価です。手仕込豚ヒレ勝つ、手仕込とんかつ、豚しゃぶをトッピングとボリュームも想像以上なので、カロリー度外視の方は挑戦してみるといいかもしれません。

逆にカロリーが低いのは「低糖質カレー(カリフラワーライス+ポークソースの場合)」です。こちらはわずか285kcal。

カレーはお肉も野菜も入った栄養価の高い食品です。カレーが好きという人は多いものの、太ってしまうのではないか気になる方も多いでしょう。しかし、低糖質カレーは糖質をできるだけ抑えるためにカリフラワーライスを使用しています。

カリフラワーライスは白いので見た目はほぼご飯。しかし野菜であることから、糖質を抑えられるというワケです。ダイエットに効果的ということでアメリカでも人気が出ました。糖質オフかつ食物繊維もとれる一石二鳥のフードです。

気分にあわせてお気に入りのメニューを

国民食とも言われるカレー。週一など、高い頻度で食べるという人も多いのではないでしょうか。カロリーはメニューによってさまざまですが、お値段もリーズナブルなココイチのカレー。その時の気分にあわせて、オーダーしてみてはいかがでしょうか。

文・しらいはるか

【こちらの記事もおすすめ】
ラーメンの原価率はいくら?ラーメン店オーナーに聞いてみた!
モスバーガーの原価率はいくら?元店長に聞いてみた
「丸亀製麺」の原価率はいくら?うどん屋さんに聞いてみた!
「餃子」の原価率はいくら?餃子専門店に聞いてみた!
焼肉食べ放題の原価率はいくら?焼肉屋さんに聞いてみた