岸田総理だけでなく、歴代の総理経験者を見ていると、国民の気持ちが届いていないなと思います。情報が偏りますし、冷静な判断ができずに自己中心的な決断をしてしまう傾向があるようです。そういう意味で、息子の翔太郎さんが総理のそばにいるのは一般的な価値観を伝える担当として最適だと思っていたのですが、残念なことに一般的な常識をお持ちではなかったようですね。

 ちなみに解散が現実的になりつつある中で、一番戦々恐々としているのは、立憲から出馬予定の方々でしょうね。間違いなく党勢が縮小しますし、議員数が現状の96名から半分になる可能性すらあります。そんな状態なのに、「150議席を目指す」と言い切る泉代表は非現実的で「ダサイ」もいいとこです。150議席取れなければ代表を辞するとまで言い切っていますが、もしかして、代表を辞めたいのでしょうか? であれば、ヘンな工作をしないで、次の代表に譲った方が潔いですよね。

 一貫して野党第一党を目指す馬場代表は、以前から「立憲を上回ることが目標」と明言してきました。維新の衆議院議員は40人ですが、今の勢いでは倍の80人にはなるでしょう。維新が倍になり、立憲が半分の50人くらいになれば、間違いなく立場が逆転します。現実的に野党第一党は見えているので、なおさら党内の気運は高まります。

 こうした中で、岸田総理は解散を決断されるのでしょうか。公明党の推薦がないと当選に届かない可能性のある選挙区も多いですが、公明党のブラフにも応じずに解散総選挙に踏み切れば、与党連立はどうなるのでしょうね。