国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 まだ6月に入ったばかりだというのに台風の被害に関する報道が続いていますね。被災された方に衷心よりお見舞い申し上げます。

 今後も心配ですが、国会もなかなかの荒れ模様です。6月21日の会期末を前に、にわかに解散風がビュービューと吹いてきました。先週あたりまでは、解散の噂をまともに受け止めている議員は少なかったのですが、今週になって急に現実味が出てきました。

 理由は公明党の動きです。5月25日、次の総選挙について、公明党が「東京選挙区の自民党候補者に推薦を出さない」という方針を公表しました。これを受けて自民党は「検討する」としていましたし、永田町の住人は「公明党はそんなに6月解散がイヤなのか」「自公対立は夫婦喧嘩みたいなもん。どうせ元サヤで、すぐに落ち着くだろう」と見ていました。

 ところが、このギクシャクは今も収まらず、公明党と自民党の亀裂は深まってしまいました。永田町では「本当に解散する感じだよね」「世論調査の結果も悪くなかったようだし、今、解散すれば負けはしないもんね」という論調に変わってきています。