8. 旧下関英国領事館

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唐戸には、明治時代から大正時代にかけて建てられたレトロな洋風建築が数多く残されています。その代表格が、国の重要文化財に指定されている旧下関英国領事館。明治39年(1906)に建てられた赤レンガ造りの建物は、現存する日本最古の領事館。無料で見学できるので、ぜひ中に入ってみましょう。

内部は昔ながらの雰囲気がそのまま残されていて、領事館の歴史についての展示もあります。旧領事室は領事の部屋が再現されていて、領事が使っていた椅子に座って写真を撮ることもできます。

9. 萩・明倫学舎

長州藩の5代藩主・毛利吉元が開いた萩藩校明倫館の跡地に、1935年に建てられた日本最大の木造校舎「旧明倫小学校」を改築してできた観光施設。建物は1996年に国の登録有形文化財に認定されています。歴史ある木造校舎はそのままに、中にはカフェやレストラン、お土産屋を併設。当時の教室の様子も再現されているお部屋もあります。

10. 元祖瓦そばたかせ本館

photo by MstUさん

熱した瓦の上に、炒めた茶そばと錦糸卵や牛肉などの具材をトッピングし、温かいめんつゆに付けて食べる山口グルメ「瓦そば」。1961年に川棚温泉の旅館で提供されるようになったメニューで、評判が広がり山口県全域で食べられるようになりました。

せっかくデートで訪れるなら、瓦そばを開発した元祖のお店である「元祖瓦そばたかせ」がおすすめ。北海道産のそば粉と京都の宇治抹茶を使った香り高い茶そばは、熱々の瓦の上で熱せられてパリパリの食感に。鰹と昆布をたっぷり使ったつゆと具材との相性も良く、薬味のレモンやもみじおろしを使えばまた違ったおいしさに変化しますよ!

11. 毛利博物館

大正5年(1916年)に建てられた、旧長州藩主毛利氏の本邸を博物館として公開。明治・大正期の建築技術の粋を集めた1,200坪もの壮大な邸宅と、国の名勝に指定されている25,000坪の庭園から成り、どちらも鑑賞できます。

博物館には、毛利家に伝来する美術工芸品や歴史資料を約2万点収蔵し、作品をよい状態で保つために、約2か月で展示の入れ替えが行われます。

庭園は、雨の日は歩いての見学は難しいかもしれませんが、邸宅の書院からも庭を望むことができるので、雨にけむる様子をゆっくりと眺めるのも良いですね。