12. やない西蔵
江戸時代に「岩国藩のお納戸」と言われ商都として栄えた柳井。約200mの通りの両側に、当時の商家や町家が残り、美しい白壁の町並みがつづきます。その中で「やない西蔵」は、昭和55年頃まで醤油蔵として使用されていた建物。大正時代末期に建築された木造平屋建・白壁土蔵造りで、改修工事のあとにギャラリー及び体験工房として生まれ変わりました。
こちらでカップルにおすすめなのが、柳井の伝統民芸品である「金魚ちょうちん」の制作体験。所要時間は30分ほどで、気軽に体験ができます。また建物内では無料Wi-Fiが使えるので、白壁の町並み散策の情報収拾する際にも訪れてみてください。
13.岩国城
慶長13年(1608年)に初代岩国領主吉川広家(きっかわひろいえ)によって作られた山城。築城のわずか7年後に制定された一国一城令により取り壊され、現在の城は昭和37年(1962年)に再建されたものです。
天守へは約2kmの登山道を歩いて行くこともできますが、雨の日はロープウェーを利用すれば楽にアクセスできます。天守閣は3層4階のつくりで、最上階からは錦帯橋から岩国市内、瀬戸内海の島々など、雨にけむる姿を眺めることができます。
14. 柏原美術館
岩国城ロープウェイのりばに隣接している、全国でも数少ない、古武具を多数所蔵する美術館です。『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』では一つ星を獲得しています。
奈良時代から江戸時代までの刀剣・武具甲冑・古文書・陶磁器・馬具・陣羽織など約6,000点を所蔵し、約200点を常時展示。八曲半双の「川中島合戦図屏風」など貴重な所蔵品も特別展示しています。
15. 下関市立考古博物館
特別展以外は無料で楽しめる「下関市立考古博物館」。昭和44年に国の史跡に指定された弥生時代集落「綾羅木郷遺跡」に隣接する場所に、平成7年に開館しました。
館内には綾羅木郷遺跡の貯蔵用竪穴を原寸大で再現したジオラマのほか、下関市域の出土品約500点を展示しています。