「文春」で告発した顔ぶれだけでも1970年代から2010年代まで半世紀近くに及ぶ性加害の実態が見えてくるが、5月27日には元ジャニーズJr.でタレント・作家の平本淳也が「日刊ゲンダイ」に登場。

 90年代には数々のジャニーズ告発本を出し、今年3月に放送された英BBC放送のドキュメンタリーにも登場していた人物だが、「ゲンダイ」では東山紀之について「ジャニーさんの側近中の側近のひとり。常にその意向に沿って『邪魔』を排除し、副社長だったメリー喜多川さんには従順な召し使いでありつづけた。どちらかというと加害者側」と糾弾したほか、被害者の数を「単純計算しても2500人以上」とぶち上げている。

「どういう理屈でその数字が出たのか明らかにされていないが、被害が50年に及び、年間50人ほどというのが“単純計算”の中身ではないか」(芸能記者)

 そして、問題となっているのが5月14日に発表されたジャニーズ事務所の公式見解だ。藤島ジュリー景子社長は謝罪動画と書面を発表したが、ここでジュリー社長は叔父の性加害について「知らなかったでは決してすまされない話だと思っておりますが、知りませんでした」と回答。これがジャニーズの屋台骨を揺るがしかねない大失言となる可能性が指摘されている。