ところで、株価が値上がりして喜んでいるようだが、上がる要素のないものが一時的に上がっても、また下がるのは必定。

 そんなことより、これから成長する企業を見つけ出し、それに投資する方が夢があって楽しいはずだ。

 現代が巻頭特集でやっているプレミアム企業には、なかなか面白いものが紹介されている。

「CYBERDYNE(サイバーダイン)」という企業を知っているだろうか。装着型サイボーグ「HAL」を開発している。脳卒中などで身体の機能が低下しても、脳から身体へ送られる信号を読み取って動作を支援してくれるのだ。

 日本では様々な規制が邪魔になり普及していないが、欧州では保険適用をされ、需要は広がっていくはずだという。最低投資額2万9700円。

 水問題は深刻で、これからの戦争は水をめぐって起こるといわれている。海水から塩分を除去し淡水化できる技術を持っているのは東レだという。同7万5130円。

 薄くて軽く、曲げることもできる太陽電池を2025年には事業化しようと取り組んでいるのは積水化学工業。同19万7300円。

 EV車が普及するためには短時間で充電できる急速充電器が求められるが、その分野で注目を集めているのが東光高岳という会社。同20万7200円。

 安価な触媒を用いてアンモニアの製造を実現したのはつばめBHB。非上場。

 EV車の悩みは車体が重いことだが、車体の軽量化技術で注目を集めているのは、釣り具で有名なリョービだそうだ。同15万3200円。

 未来の利益率で読む有望企業のベスト3は、1位のオリエンタルランドと3位の日本航空は分るが、2位はパチンコメーカーの平和だそうだ。脱コロナでパチンコやパチスロが回復してきているそうだ。

 私ならCYBERDYNEを買うな。投資額も少ないし、将来私も含めて、必ず多くの需要があるはずだ。