お次はジャニー喜多川問題で、事務所側を「擁護」するような発言をしているデープ・スペクターのインタビューを掲載しているニューズウィーク日本版から。

 デープの発言を抜き出してみよう。

「BBCのレポーターは真面目に報じたとは思うんだけど、今回報じられていることはみんな知ってるくらい有名な話で、驚きすぎ。冷静さがなくて、これは僕、ツイッターでも言ったことですが、欧米の価値観の押し付けだと思った」

「芸能ニュースが今回、『報道しない』と批判されたけど、(テレビが報じるのは)やっぱり、逮捕、起訴されてからですよ。噂のレベルでは報道できない。ジャニーズタレントでも、逮捕されたら報じてきた。さすがにジャニー自身が逮捕されればテレビでやりました。でも今回は、物的証拠がない」

 ここまで書き写してきて、あまりのバカ発言に辟易。ニューズウィーク日本版よ、こんな男をコメンテーターに使うのはやめたほうがいい。

 こやつ、ジャニーズ事務所とテレビやスポーツ紙がべったりだということを知っていて、それでも「逮捕されなければ報道しない」とは、あまりにも人を馬鹿にした言い草である。

 外国からの“出稼ぎ”タレントにこんなことをいわしておくのは、この国のジャーナリストが衰弱している証拠である。