洋介は番組の最後にテイクアウトのうな重を両親にプレゼントしており、そういったたまの感謝もないよりはあったほうがいいが、それよりも大切なのは、洋介自身が一番自覚しているであろう「(両親に)普通に優しく」を日々の生活で実践できるかだろう。
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洋介は恩人である黒谷に対しては、とてもストレートかつ熱烈に感謝の思いや愛情を表現している。この表現の1/10でも両親にしてあげればいいのにと思うが、「他人だから愛情を表現できるのであり、相手が親ならやりにくい」という気持ちも理解できる。私も親に「ありがとう」と言おうと思った回だった。
次回は「私は何者なのか… ~すべての記憶を失った男」。ある冬の日、横浜駅で目覚めた男は、自分の年齢から名前に至るまですべてを忘れていた。鏡に映った自分の姿すら見覚えのない彼は、横浜市の公的機関に保護され、「西六男」という仮の名前が付けられる。西の自分探しの旅を見つめる。