◆潔癖を改善するために
そこで、かおりさんには、婚活男性に対して潔癖であることを改善するために、自分に寛容になっていきましょうとお伝えしました。
お話を伺うと、「高収入である自分」「管理職である自分」「きちんと感のある自分」「怒らない穏やかな自分」だからわたしはすごい、そうじゃないとダメ、というように自分を評価しすぎている面があるので、どんな自分でもいいんだと思えるようになってもらいたいと思いました。
そこで、自分の本音を吐き出すことを提案しました。具体的には、ノートに素直な想いを書いたり、わたしのようなアドバイザーやどんな思いを伝えても評価されない友人に本音を出していくことがおすすめです。
それを始めることで、かおりさんの様子が少しずつ変わり始めました。いつも硬い表情であることが多かったのですが、ここ最近は表情が柔らかくなり、笑うことも多くなりました。
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◆自分に寛容になりマッチング率が大きく上がった
また、これまで家族の話や2年間で200人に会ったのに彼ができなかったという婚活歴などかおりさんが劣等感に感じている話はあまり話したがらなかったのですが、「今はもう劣等感だとは思っていなくて、自分が変わるための必要な過去だと思っています」と他の生徒たちにも躊躇なくオープンに話すようになりました。
そして、少しお休みをしていた婚活を再開することにしたのです。
そして、これまでマッチングアプリの設定で「なし」にしていたお相手の条件を変えることができ、マッチング率が大きく上がりました。
それだけではなく、一人会ってみたところ、その方に対して「気持ち悪い」と思うことが一つもなかったそうです。かおりさんは「こんなことは初めて」ととても喜んでいました。