話はガラッと変わる。近頃はあまり見かけないが、桃井かおり(72)という女優は、個性的な生き方と相まって、われわれ世代には忘れられない女性である。
映画の中だけではなく、私生活でも奔放な生き方をして周囲をハラハラさせた。
一番印象に残っている映画は、1977年に公開された山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』。出所した高倉健に絡む役だが、武田鉄矢とのやり取りが絶妙で、第1回日本アカデミー賞助演女優賞、ブルーリボン賞などを受賞している。2022年春の叙勲で旭日小綬章を受章しているが、なぜ受け取りを拒否しなかったのだろう。彼女らしくなかった。
初恋の人で事実婚状態だった年上の音楽プロデューサー・宇都宮一生と2015年1月、アメリカで婚姻届を提出し結婚したそうである。
今は日米で活躍している2人が都内で犬を連れて散歩している姿が、5月上旬の午後8時頃に見かけられたとフライデーが報じている。
スッピンらしいがモノクロでも肌のみずみずしさがわかる。もう1、2本、彼女の演技が見たいものだ。
文春が先週に続いて、山上徹也被告に「安倍元首相殺し」を教唆したのではないかという疑惑のある元海上自衛隊にいた四元康太(27・仮名)を取り上げている。
昨年5月、京都市下京区に遊んだ四元は、酒席で会った山上に、「人を弾いてみたいか?」などと発言し、殺人教唆の嫌疑がかかっているというのだが、四元は文春に、その日に居酒屋に行ったことは認めているが、話した相手が山上だったという認識はなかったと答えている。
話はそれで終わりかと思っていたが、文春は心の残りのようである。
京都の夜の新たな証言者が出てきたが、その人間も、「山上に似ているような気がする」というだけで、要領を得ない。
四元は、「次は岸田だ」と叫んだというのだが、この変な元自衛隊員、今度は自分でやるのかな? こうした輩が自衛隊の中にいるというのは、自衛隊にとっては問題だろうが、私には、そういう人間も数多い中にはいるよな、という感想しかないのだが。