私はアネクドートが好きだ。ロシアの小話で政治などを批判するジョークだが、腹を抱えるものがある。
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新潮がアネクドートでウクライナ戦争下のロシア人たちの民意を探ろうと特集を組んでいる。
いくつか紹介しよう。
「プーチン大統領が軍需工場を視察した。工場長が説明した。
『前線の兵士に必要な物資を届けるため、毎日休みなしにフル稼働しています』
『それで何を作っているのか』
『棺桶です』」
「ロシア政府が遂にNATO加盟を申請した。
ウクライナから自国の安全を守るためだ」
「米国の対露経済制裁に伴い、マクドナルドなどのファーストフード、コカ・コーラ、ペプシコーラ、アップル、フェイスブック、ツイッターがロシアから撤退した。医師がコメントした。
『ロシア人はこれで、心身ともに健康になれる』」
「プーチン大統領が占星術師に占ってもらった。
『1年後の今、私はどこにいるか?』
『あなたはキエフにいます。戦争は終わり、あなたの乗る車の周辺は歓声を上げる市民であふれています』
『私も彼らに手を振っているのか』
『それはできません。棺は密閉されています』」
これだけの風刺を日本人はつくれるのか。