――アフレコでは、お二人で雑談とかもしたり?

「そんなにたくさんは話していません。でも、幸人も尽義と出会ってちょっとずつ打ち解けていくので、キャスト間のコミュニケーション的には、最初からそんなに寄り添わなくてもいいのかなと思ったし、マイク前で生まれるものを大事にしながらアフレコができました。実際、合わせのせりふだったり、かぶりのせりふも多かったので、幸人と尽義みたいに、寺島さんとも打ち解けられてきているなと感じています」

――オリジナル作品ですが、実際に台本を読んでみていかがでしたか?

「幸人として読んだ時に、台本がいろんなことを教えてくれるんですよね。綾ヵ島はこういうところで、“脈接ぎ”(“ミタマ”が暴走し“アラミタマ”となった際に、それを鎮める術者)というのはどういうものなのかっていうのを、父の弟子である3人がしっかり教えてくれる。だから、幸人と同じ気持ちで、“ここはこういう世界なんだ!”って理解していくことができたんです」