――この番組を作ろうと思ったきっかけは何ですか。

「私は30年ぐらいB’zを推しているのですが、B’zが2013年に離島で開催したライブのDVDを見たのがきっかけでした。島中がお祭り騒ぎになり、最後にツアートラックがフェリーに乗って帰っていく時、港まで町の人たちがやって来て、手を振りながら見送るというシーンを見て衝撃を受けたのを覚えています。芸能人が誰かに会いに行くことで幸せになる人がこんなにもいるのかと思い、その準備期間を描くという企画を10年前に書きました。残念ながら当時はその企画が通りませんでしたが(笑)。私も長年にわたって推している存在がいるので、この企画は“うれしいと怖いが半々で同居する企画”で、そこからリアリティーが生まれると確信がありました。そして、竹村さんがその企画を書いたきっかけも、まさかの同じB’zの離島ライブだったんです!」

――すごい偶然ですね!

「竹村さんが『私もそれを基にこの企画を書きました』とおっしゃった時は大変驚きました。そういった偶然もあり、2人の中では完全にイメージが固まっていたスタートです。ただ、放送が始まってからは、私たちが想像もつかなかった奇跡のようなことがロケで起きているなと思っています」