「撮影中のテープチェンジでカメラを止めた時に、寺門(ジモン)さんがおもてなしを受けたことに対して『こんなにありがたいことがあるんだな、こんなことってあるんだな』と、肥後(克広)さんと一緒に素のトーンで語っていたのが印象的です。そしてロケが終わった際、ダチョウ倶楽部のお二人が私に『ファンの方がおもてなしの準備を頑張ってくれて本当にうれしかった』と言ってくださいました。それを見て、もてなしたファンの方の気持ちが届いているなと、うれしい気持ちになりました。そういった推す側、推される側の表情など、いろいろなことが伝わるような番組を作っていきたいです」

――感慨深い瞬間が見られるのは心を打たれてしまいますね。そのほか、クスっと笑顔になったエピソードはありますか。

「ファンの方がダチョウ倶楽部さん推しの応援うちわを30分かけて作る動画を早回しで見せるシーンがあるのですが、それを見た有岡大貴さんが『応援うちわを作っているところを初めて見ました! 自分たちのファンも、うちわに限らずこうやっていろいろと時間や手間をかけてライブに来てくださるのか』と、あらためて実感していたのがよかったです」

――この番組の発案者が山内さんと伺いました。

「竹村武司さんという構成作家の方と一緒にこの企画を考えたのですが、竹村さんが出してくれたのが、今の“推しが我が家にやってくる”という企画の原型に近かったのです。それとほぼ同じ企画を私が10年前に書いていて『この企画、やりたかったんですよ!』となり、一気に話が見えました」