◆室内は満杯の人…普段の防寒着だけでは足りないほどの寒さ

 スキーやキャンプなどのレジャーとは違い、ディズニーランドには普段着で出かけますが、それがまさか悲劇につながるとは思わなかったそう。

「その年は、最高気温でも7度くらいと想像以上の寒さだったです。カウントダウンの深夜に近づくにつれてどんどん寒さが本格的に。

 和己は車で移動するのもあって、パーカーに薄手のダウンジャケット。手袋やマフラーなどを用意していなかったのもあって、『寒い、寒い』とずっと言っていました」

 アミューズメントパークとはいえ、ディズニーランドのアトラクションは、野外のものも多く、寒さ除けにはならなかったそう。

「私たちのように暖かさを求めたゲスト(入場者)たちが、室内にあるレストランやカフェを陣取っていてどこもすでに満杯。和己にも『動き回っていたら寒くなくなるよ』って言ったのですが、次第に機嫌がわるくなっていくのがわかったんですよね……」