3.子育てと仕事の両立が難しい理由

では、なぜ日本では”子育てと育児の両立に悩むワーママ”が多いのでしょうか?

その理由をみていきましょう。

(1)働くママ向けの制度はあるが…

くママのための制度は、近年急速に整いつつあります。

育児休業制度・短時間勤務制度・時間外労働の免除・所定外労働の免除・保育の無償化・ファミリーサポートセンター事業・放課後児童クラブなどの基本的な制度はもちろん、大企業では育休期間の延長や無料の保育所設置など独自の育児支援制度を整えている会社もあります。

しかし、【今ある制度を全てのワーママが安心して使えるか】は別問題です。

例えば、「時短制度を活用したいけど、稼いだお金の大半が育児に消えるのは嫌だな。」というワーママは多いですし、「育休取得がキャリアの足かせになる。」と悩んでいる人もいます。また、中小企業では男性の育休取得に抵抗感を持つ人も少なくありません。

このような心配がなくなるには、全ての人が柔軟に働ける社会を創造することが必要です。

ワーママだけでなく、障害を持つ人、介護問題を抱える人、病気の人など、全ての人がフレキシブルに働けるよう、社会全体を変えていくことが大事でしょう。

(2)ママ自身のキャリア形成ができていない

今の日本社会では、「子どもを産んだ後も第一線でバリバリ働ける!」とはとても言えません。出産を機に、第一線から退く女性が非常に多いのが現状です。

その証拠に、日本は世界でも有数の ”女性管理職が少ない国”と言われています。

ILO(国際労働機関)によると、日本の女性管理職率はなんと165位!アメリカやイギリスなどの先進国と比べ、大きく引き離されています。

  • 出産や育児でキャリア継続が難しくなる
  • 育休取得した社員の評価が低くなりやすい
  • 管理職の負担が働く母にのしかかる

など、様々な理由が複雑に絡み合い、日本人の女性管理職の割合は伸び悩んでいるのです。

【正社員は残業で勤務時間が長くなる→正社員では家事育児の両立が難しい→仕方なく退職や非正規雇用を選ぶ】このような日本特有の働き方が、女性を”出産で第一線を退くしかない”という結論に至らしめているのでしょう。

(引用:PRIME|女性のキャリア形成10の方法|バリキャリ~ゆるキャリ派まで人生パターン別おすすめカウンセリング)

(3)保育園が決まらない

「保育園が決まらない。」これはワーママにとって死活問題です。

  • 子どもを保育園に入れて働かなければ生活が厳しい
  • 入園先が決まらなければ復職できない

など、保育園が決まらなければ生活に困ってしまいます。

説明会参加や自治体に行き情報収集をしつつ、待機児童が多い地域にお住まいの場合は”認可外保育園”も検討しましょう。

4.子育てと仕事を両立させる7つの特効薬

(1)子育てと仕事を両立させる特効薬|仕事編

①働くママに優しい職場環境を選ぶ

仕事と子育てを両立させるには、【働くママに優しい職場環境】を選ぶことが大事です。

働くママに優しい職場環境とは
  • 勤務時間が柔軟:フレックスタイム制度や時差出勤制度を導入しているなど
  • 在宅勤務が可能:通勤時間の短縮や自宅での子育てが可能になる
  • 独自の保育支援制度あり:職場内保育施設の設置や保育料の補助制度を設けているなど
  • 休暇制度が柔軟:有給休暇や特別休暇の取得が容易

このようなワーママ向けの職場環境が整った企業を選べば、ママの負担がグッと軽減されます。

もし、自分にどんな職場環境が合うのか分からないなら、当サイトPRIMEの「PRIMEワーママ相談室」に気軽に相談してみて下さいね!

 

ワーママ歴15年目の編集者と気軽に話せる!無料相談窓口を是非ご活用下さい。

「PRIMEワーママ相談室」では、ワーママ歴15年目の編集者と気軽に話せる無料相談窓口を開設しています。相談相手は、新卒入社した会社で15年フルタイム正社員を続けながら母になり、働き方やキャリア構築、育児との両立などに悩み、最終的には転職の道を選んだアラフォー現役ワーママです。

20代はバリキャリの第一線だったものの、妊娠出産を機にマミートラックにあい現職でのキャリアの限界を感じた彼女。「このまま40代、50代を迎えてはならない。自分の幸せは自分で見つけなければ。」と一念発起して37歳で初めての転職に挑戦しました。

過去の辛い思いやその経験があったからこそ、今では自分の核となる「生き方」を見つけ、自分の人生を大切にできる働き方を手に入れています。また、子どもがいても働くのを諦めなかったからこそ定年までのキャリアプランが見えてきたと言います。

実際に2人の子どもを持ちながら37歳で転職成功にした現役ワーママが、利用してよかった転職サイトやキャリア構築のポイントを紹介。今後のキャリアに必要なポイントを会話の中から紐解いてくれます。相談は無料なので、ちょっとした育児の悩みから転職相談まで、まずは気楽に話をしに来てください!

②働くママ向けの転職エージェントを活用する

「今の職場では、育児と仕事の両立は無理だ…。」このような場合、転職エージェントに登録するワーママも多いでしょう。

でも、あなたが登録したエージェントで本当に大丈夫ですか?

 

「みんなが登録している大手だから大丈夫。」そんな選び方では効率的な転職ができません!

転職エージェント選びでは、【自分に合ったエージェント】を選ぶことが物凄く大事です。

ワーママ向けの転職エージェントの特徴
①働く女性専門やワーママ専門の転職エージェント
②ワーママのキャリアアドバイザーが多い
③ワーママの転職実績が多い
④ライフスタイルに合わせた求人情報を公開している
⑤LINEやzoomで簡単に転職相談ができる

ワーママならワーママ向けの転職エージェントに登録することで、転職活動がグンと楽になりますよ。

”時短正社員”に特化したワーママ向けの転職エージェントはこちら!

今、ワーママ向けの求人に特化した転職エージェントは増えています。

中でも、リアルミーキャリアには【育児をしながら働ける求人】しかありません。特に「時短正社員」の求人は他に類を見ないほど豊富です。

時短求人はママとしてのスケジュールが圧倒的に組みやすくなります。「時短でもやりがいのある仕事がしたい。」、「子育て重視で仕事がしたい!」このようなワーママは、ぜひ登録してどんな求人があるのかチェックしてみてくださいね。


時短正社員のまま転職しませんか?

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

③キャリアカウンセリングを受ける

突然ですが、キャリアカウンセリングをご存じでしょうか?

キャリアカウンセリングとは?
・キャリアや職業選択のアドバイスをしてもらえる
・国家資格である「キャリアコンサルタント」などを有するカウンセラー在籍の場合もアリ
・キャリアの方向性や最適な仕事など、キャリア全般の相談を一挙に引き受けてもらえる

など、キャリアカウンセリングでは、就職や転職に関する相談はもちろん、あなたの「生き方そのもの」について相談することが可能です。

ちなみに、キャリアコーチングは転職エージェントとは全く異なるものです。

キャリアカウンセリング 転職エージェント
・転職前提ではない
・生き方や働き方などを相談し解決に導いてくれる
・有料
・転職前提のキャリア支援
・転職先が決まると企業から転職エージェントに報酬が支払われるため無理に転職をすすめられるケースもある※
・無料

転職エージェントは転職前提で利用するものであり、企業側とエージェント側に利害関係が生じています。そのため、担当者によっては興味のない会社へ無理に転職をすすめたり、転職の意思がないと分かると連絡が途絶えるケースも珍しくありません。

 

転職を決意する前段階、すなわち”キャリアの方向性”で悩んでいるならキャリアカウンセリングの方がおすすめです。

  • 家事育児と両立できる仕事を見つけたい
  • 時短勤務中だけどもっと仕事を任されたい
  • ワーママでも職場で評価されたい

このような人にこそ、キャリアカウンセリングはピッタリです。この記事の最後では、ワーママにおすすめのキャリアカウンセリングを多数ご紹介しています。気になるものがあれば、無料登録だけでもしてみましょう。

★子育てと仕事の両立に悩んでいるワーママへ。理想の人生について考え直しませんか?

【ポジウィルキャリア】の45分無料カウンセリングは、プロのキャリアカウンセラーが「自分がどうありたいか」という目線でキャリアカウンセリングをしてくれます。

PRIME編集部も45分無料カウンセリングを体験したのですが、途中、涙を流す場面もありました。マミートラックや時短勤務の悩みなど、”ワーママとしての歩み方”を見失っている人は是非試してみて下さいね、


\後悔しない人生を描くお手伝い/

『PRIME』より引用
(画像=『PRIME』より引用)

※非常に人気があり、3週間先まで予約が困難になっています。お早めにお申し込みください!

(2)子育てと仕事を両立させる特効薬|家庭生活編

①夫との役割分担を”仕事レベル”で詰める!

家事・育児を手伝わない夫には、仕事レベルで役割分担を詰めるのが有効です。

多くの男性は、論理的に考えるのを好みます。そこに目を付け、エクセルで家事分担表やマニュアルを作成してみましょう。

”「お皿を洗う」という指示だけではなく、お皿を洗った後は生ごみを処分すること。シンクについた水滴は乾拭きすること。ガスコンロの汚れもサッと拭うこと。まな板は仕上げにアルコール消毒すること。など、エクセルで一覧用を作成。しかも「なぜその行為をしなければならないのか?」理由も添えて渡しました。

(39歳・5歳男の子ママ)

家事が苦手な夫に、「察して欲しい。」と願うのは酷です。何をすればいいか一目で分かるように、工夫してみましょう!

 

きちんと感謝を伝えることも忘れずに。それが家庭円満の秘訣です

(一部引用:PRIME|ワーママ4大イライラ原因を解決!怒りを制御する「6秒ルール」)

②完璧主義をやめる

働くママ全員に伝えたい!ワーママにとって”完璧主義”は毒です。

特に、真面目なママは要注意。掃除・洗濯・育児の全てを理想通りにしようとすると、他にしわ寄せがきてしまいまます。

例えば、子どもに寛容になれず怒鳴ったり、夫の少しのミスにヒステリックになったり、本当にろくなことが起きません。

掃除機を毎日かけなくても大丈夫。玄関掃除やお風呂掃除だって、1日サボるくらいでひどく汚れたりはしません。

あなたが「こもでなければ!」と感じていることは、他人にとってはそれほど重要ではないかもしれません。

一度立ち止まり、手抜きできるところを考えてみませんか?子どもの健康や成長に影響がないなら、少々手抜きしてもどうってことありませんよ。

③育児お助けサービスをフル活用する

最近では様々な”育児お助けサービス”があります。

  • 地域のファミリーサポート
  • 病児保育
  • 一時保育
  • 子ども用GPS
  • 家事代行
  • 宅食

など、便利なサービスはフル活用しましょう。

特に、地域のファミリーサポートは共働き世帯の強い味方!例えば、保育園などへの送迎ができない場合など、会員同士で子どもを預けたり、預かったりすることが可能ですよ。

④自分時間も確保する

ストレスが溜まって爆発する前に、”自分時間”を持つことも大事です。

平日の忙しさはもちろん、休日も家族の予定に振り回され【自分時間】が全くない人もいるでしょう。でも、ママだって人間。自分の楽しみがないと疲れてしまいます。

育児と仕事の両輪をうまく回すには、自分のケアをすることもママの大事な仕事なのです。