──推しから受けた光でまた別のところを照らす、それこそ未来への光も考えていくというのは、推すことの醍醐味のような気がしました。楽しみもある一方で、電線に関わる無視できない社会問題に対して、石山さんはどういう行動を取られているんですか?
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石山:正直、常に社会問題を気にかけているわけではありません。「ここぞ」と思ったときに、自分でできることをする。ひとつ意識しているのは、盛らずに嘘をつかずにやっていきたいと思っています。たとえば東日本大震災のことであれば、原発の状況への関心を手放さない。はっきりした行動が取れるわけではないですが、聞かれたときに答えられるように自分の意見を持っておく、本やニュースに目を通すなど、小さなことでも自分にできることを積み重ねていこうと思っています。
──好きなもののネガティブな情報を見ないようにするのではなく、知った上で自分にできることを考える、というのは大事なことですよね。
石山:モヤモヤを抱えて、対処しないまま押し通すと、いつのまにか傷口が広がって痛くなってくるという経験をしてきたので、傷はしっかり見たほうがいいですね。そして、すぐに答えを出そうとするのではなく、信頼している人にモヤモヤを話してみたり書き出してみたりして、手当てをすることが大事なのかなと思います。