さて、社内の備品を売って小遣いを稼ぐという「コソ泥」は今も昔もいる。
先日もテレビ朝日で、ドラえもんがデザインされたピンバッジを転売していた社員が出ていた。
普通、そういうことがあれば、二度とこういうことのないよう気を付けようとなるはずだが、テレ朝の社員には不心得者が多いのではないか。
元労働組合の委員長まで務めた30代後半の社員が、会社の備品であるPCやiPadなどを盗み、転売してカネに替えていたことが発覚したと文春が報じている。
本人は、全額を弁償して諭旨退職になったという。盗んだ理由は、スマホのアプリゲームにはまりカネに困った末というのだから、精神的にも幼いのだろう。
こんな連中が作っているテレビ番組だから、視聴率さえ取れればいいと、愚にもつかないものを垂れ流すのだ。そう思わないか?
私は株はやらない。その理由は、これまでの人生で2回、株を買ったことがあるが、そのいずれも数日で何倍かに値上がりした。
1回目は野村證券の部長クラスに教えられた。2回目は私が懇意にしていた経営者で、仕手株で儲けていた人物だった。
この2回の経験で、株は素人が手を出すものではないと悟った。以来、一度も手を出したことはない。
三菱UFJの子会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が販売したクレディ・スイスのAT1債が、スイスの金融当局が支援を決め、トリガー条項に抵触したため、発行するAT1 債が株式に転換されて「無価値化」されてしまったため、虎の子のカネをつぎ込んだ人たちから、集団訴訟の動きがあると、文春が報じている。
なんのことだがさっぱりわからないが、こんなことになる可能性があると、債券を売るときにはなんの説明もしなかったというのである。
親会社のUFJ証券HDの山本慎二郎常務は会見で、「販売はルールに基づき、しっかり説明していた」といったが、そうではないようだ。
売るときに、「スイスの2大銀行のクレディ・スイスがつぶれると思いますか? 思わないですよね」と営業トークしていたという証言があるから、勧める方も「潰れる」なんて考えていなかったのだろう。
訴訟で戻ってくる保証はあるのだろうか。株や債券はすべて自己責任といってしまっては身もふたもないが、そういうものである。