暗い話ばかりが多い。大阪市浪速区桜川のマンションで4月30日夕方、浴槽の中で、胸や背中は火傷で赤くただれ、下腹部は何度も切り付けられぐったりした男性を駆け付けた消防と警察が発見、緊急搬送されたが病院で死亡した。
通報したのは同居していた無職・谷口桃花容疑者(29)。亡くなったのは高校の先輩で交際相手の西野太九(31)。
「翌日、司法解剖したところ、死因は水を吸い込んだことによる窒息死と判明。谷口が熱湯をかけ、平手で複数回叩いたこともわかり、障害と暴行の容疑で逮捕。火傷は重症で、下腹部には複数の切り傷があり、陰部が切られていたという情報もある。警察は殺人も視野に入れて捜査しています」(社会部記者)
親友から交際するようになり、マンションで同棲生活を始めたが、谷口の「許さない」という怒鳴り声が聞こえ、男の「落ち着けよ」とたしなめる声が続き、何度か警察が駆け付けていたという。
激しい暴行を受けた西野だが、「抵抗した様子はなかった」(文春)そうである。何やら物悲しい事件である。
先の警察官もそうだが、若い人が自殺するのはなぜなのだろう。俺の将来知れたものと、諦めが死へ向かわせるのだろうか。
若さは尊い、これから何度でも立ち直れるじゃないかと年寄りがいっても、なんの役にも立たないのだろうが。
自民党の古屋圭吾元国家公安委員長(70)の秘書・山本翔貴(23)が5月2日、岐阜県内の自宅で自死したという。
山本は将来の市議候補といわれたが、支部名義の通帳を使い、金融機関から50万円を不正に引き出した容疑で逮捕された。
死ぬ前に文春に対して、「身に覚えがない」と語っていた。古屋事務所が罪状を確認せずに、逮捕当日に解雇を発表したことに不信感を持っているようだった。
それは、古屋の秘書で長男が秘書の管理するカネを着服したことがあった時、父親が補填するという甘い対応を取ったのに、自分の場合は、そうしてくれなかったという“恨み”があったようだ。
政治家なんて、身内をかばい、自分に嫌疑がかかると「秘書が」「秘書が」と押し付けて逃げるというのが通り相場である。
そんなこともわからずに秘書をやっていたのかと思うが、死ぬことはない。
人生後半になってわかるが、死ぬほどの気持ちがあれば怖いものはない。なんだってできる。人間誰でも死ぬんだから、急ぐことはない。金も名誉も女もいらないと思えば、この世の中まんざら捨てたもんではない。私がそいう心境になったのは、つい最近のことだがね。
ところで、大谷翔平のエンゼルスがまた負けた。今年は打撃陣が好調なのに、投手たちが総崩れ。その中で懸命に投げぬいているのも大谷翔平だけである。
だが前回の登板の時、持ち球のスライダーが決まらず苦しんでいた。何度か手のマメを気にするようなそぶりが気になった。
FLASHで現地の記者が、「チームメイトも驚いていますよ。WBCのために体を早く仕上げたせいか、大谷の指の付け根と掌には、マメがいくつもできています。あらためて、二刀流の凄さと苦労が伝わってきます」といっている。
そのマメが悲鳴を上げだしているのではないか。2年ぐらい前には、大谷がマメをつぶして途中で降板するケースが何度かあった。
マメのためにスイープといわれる大きく曲がるスライダーが使えないとしたら。心配していたWBCの後遺症が出てきたのか?