「こんなこと言いたくないけど、とにかく恥ずかしい。惨めだと思う。辛い。すごくいやだ。もう辞めたほうがいいんじゃないかって」
「お前こんな状況なのにネタも何も考えないけど、どう思ってる?」
しかし、春日は変わらない。
「あの、私、どう考えても幸せなんですけど。だからこれからも頑張りたいんですけど。不幸じゃないと努力ってできないんですかね」
通常、危機感のない相方を持つと腹が立つ。努力もせず、攻めたことは何もせず、全てを自分任せにされたら嫌になる。だが春日は、危機感がなさすぎた。あまりにもブレなさすぎた。ブレないことが、若林にとって唯一自分を肯定してくれる存在になるのだ。
第6話では、ついに南海キャンディーズが始動し春日がピンクのベストを着て登場する。
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