この映画は実写で初めてリュウ、ケンを主役にして、二人の師匠、剛拳とその弟、豪鬼も登場する。この映画何がすごいって登場人物がちゃんと日本語を話していて(ただし英語とのチャンポン)「波動拳」「昇竜拳」といった必殺技名も日本語で発する。

 ほかにも「殺意の波動」とか「武者修行」まで英訳しないで日本語を使ってる!

 さらにリュウ、ケンが繰り出す突き、蹴り、投げ技もゲームのキャラの挙動をそのまま再現しており、これぞ本当のストⅡ映画! ストⅡファンのジョーイ・アンサーからのアンサー(答え)だぜ!

 こんな素晴らしいゲーム映画がなぜか、日本国内では一日限りの限定公開、ビデオスルーという扱いになり、興行的な成功にはたどり着かなかったのが残念だ。そこは『聖闘士星矢 The Beginning』ばりの拡大公開しないと! まあ、聖闘士星矢は拡大しすぎて失敗してるけど……。